信頼を得るために重要な約束のしかたを紹介
ここでは私が信頼を得るために重要だと考え、実際に行っている定量的な約束のしかたについて紹介します。
信頼を得るために重要な「約束」ってなに?

「約束」とは、仕事をする上で相手に対して成果の約束を行うことです。
ここでいう成果は単に「成功する」という定性的なものではありません。
「約束」を行う際は必ず「定量的な約束」を行うようにしましょう。
言葉に耳馴染みがない人はカオナビ様の人事用語集などを確認してみましょう。
以下一部抜粋。
定量的は「物事を数値化できるさま」、定性的は「物事で数値化できないさま」を指します。
常に「定量的に約束」を行うことで、高い評価を得ることができます。
「定量的な約束」について

実際に私が仕事をする上で行っている定量的な約束を紹介します。
①いつまでに完了するかを定量的に約束する
仕事をする際、多くの場合は上司や取引先から自分へとタスクが下りてきます。
その際に、必ず「いつまでに完了するか」を約束しましょう。
例えば、上司が仕事を振る際に考えていることとしては以下のようなことを考えています。
・この仕事の締め日はいつまで
・この仕事を任せて完遂できるのはだれか
といったことを考えています。
この時、特に一つ目の点は仕事をする上で必ず守らなければならないものです。
これ対して「約束」を行うことができる人は、上司にとって信頼度が高い人材となります。
そういった人材に対して上司は高い評価を与えます。
例えば、上司に資料作成のタスクを頼まれたとします。
2人の部下がいて、一人は「作成できます」と答えます。
もう一人は「15時までには作成できます」と約束をしながら答えます。
さて、上司はどちらに仕事を任せるでしょうか?
約束は自分に制約を課すことになるため、多くの人はできればしたくないでしょう。
しかし、こういうことが当たり前にできる人が高い評価を得るのです。
そしてこれを続けると、「この仕事を任せて完遂できるのはだれか」も自然と満たされます。
②どの程度の成功や成果をだすかを定量的に約束する
次はどの程度の成功や成果を達成するかの約束についてです。
上司が新しい施策を求めてきたときに、何の根拠もなく
「絶対成功します!」や
「売上アップします!」と言っても、信用してくれません。
なぜなら、どれくらいの結果が出るのかが不透明だと、決定者は首を縦に振りにくいからです。
もしあなたが決定者だとしても、これでは任せられないと思います。
ですが、ここに「約束」が加わるとどうでしょう?
例をあげてみます。
とある部下が「この施策なら既存の施策より20%の売上増加が見込めます」と言いました。
この約束をした上で「成功します」と言われたほうが信用度は高くないでしょうか?
もちろん根拠の無い自信だと意味がないので、データドリブンで約束を行うことが重要です。
データドリブンとは、経験や勘だけでなく収集したデータをもとに意思決定をする手法です。
経営層だけでなくビジネスアナリスト、セールスマネージャー、人事のスペシャリストなど、組織内のあらゆる立場にいる人々の誰もがデータを用い、より良い意思決定を行っていく必要があります。
そんなことは約束する次点では出来ないと思う人もいるのではないでしょうか?
もちろんほとんどの人がそうです。
組織にとって重要なものはより確実な成功です。
そのためには多少時間を割いてでも、正確なデータをそろえる必要があります。
そして、そのデータを集めるためには、新たな約束を間に挟むことで時間を捻出します。
具体例として、私がよく使う約束を共有します。
・「必ず成功させたいので、明日の午前までにデータを集めてから共有させていただきます」
※いつまでにデータを用意するかはボリュームなどによって変わります
このように、時間を捻出する際は必ず自分から定量的に期限を設定して伝えることが重要です。
まとめ
・仕事を受ける際は必ず「約束」を行うようにしましょう。
そして、「約束」を行う際は必ず定量的に約束を行いましょう。
・成功や成果に関する約束を行う場合は、きちんとデータに基づいて約束をしましょう。
・データを集めるために時間が必要な場合は、別途約束をして時間を捻出しましょう。
上記を守ることで信頼を得ることができ、評価を上げることができます。
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